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[妄想] 咲-saki- episode of side-F 真相編

恒子『ついに始まった大将戦――! 高校生たちの熱い夏が、この一戦で決まるゥ――!』



数時間前
長野県某市

西田「ふぅ… 清澄が優勝したときに備えて、決勝戦当日までに宮永さんの経歴調査をしろなんて、デスクも人使いが荒いわね」

西田(でも、中学校を調べて、あの宮永照と宮永咲が姉妹だと分かったのは収穫だった。あの二人は校内で口を交わすことはなかったそうだけど、住所と電話番号が同じだった。取り急ぎデスクに電話したら、追加調査をするように命令された)



西田(中学校には、入学したときの資料である『小学校の通知表』が保管されていた。それで宮永姉妹の小学校は判明した。ただ、宮永照の『小学校の通知表』は存在せず、宮永咲も『小学校三年生』以前の『通知表』は存在しなかった。理由は不明だが、書類の保管ミスの可能性もある。文科省令で定めた『保存年限』は過ぎていた)

西田(まあ、小学校に行ってみればはっきりするだろう)



××小学校

教師「ここが図書室の分室です。ここには本校の創立以来の文集などの資料があります」

西田「ありがとうございます。それで、宮永姉妹については――」

教師「すみませんねぇ。『卒業生名簿』には『宮永照』さんの名前がありませんでした。『宮永咲』さんの名前はありましたが、記載されているのは『卒業年度』だけで『入学年度』は不明ですし、当時に在職されていた先生方はみんな辞めてしまっていて…」

西田(退職した教師の連絡先は聞いたが、そちらへの取材は後回しにした)

西田「『20××年度卒業文集』」

西田(宮永咲の卒業文集だ)

西田(…! 各年度の『学年集合写真』。それに、三年生以前のものに、宮永咲の姿がない。欠席者の写真も添付されているから、撮影日に欠席していたということもない。宮永咲がこの学校に在学するのは、『小学四年生』からだ)

西田(しかし、『小学校の通知表』に『小学三年生』以前のものがなかったことと合わせて考えると、まるで宮永姉妹が当時、どこにも存在しなかったようにも思える)

西田(単なる書類保管上のミスだとは思う。しかし、気になってならない)



西田「××教育施設?」

老人「ええ… よう覚えとります。なにせ『あの火災』での転校になった生徒の一人ですから」

西田「『あの火災』?」

老人「おや、ご存知ない」

西田「ええ。私、出身は東京なもので」

老人「ちょっと待っててください」

西田(そう言って小学校を退職した老人は『新聞の切り抜き』をもってきた)

西田「『××教育施設で火災。死者数名』?」

西田(小さい記事だ。老人の説明によると、地方紙の三面記事の切り抜きらしい)

西田「『×日午後×時、××市××、××教育施設および付属の寮から出火。×棟××平方メートルが全焼した。死傷者は多数。出火原因は不審火で、長野県警が調査中』」

老人「地元のもんの間では有名ですわ。山奥に学校があったんですが、そこが綺麗に焼けてもうて。でも在校生はどうしたんでしょうなぁ。うちの小学校には宮永咲さんしか来ませんでしたし、同じ教育委員会の小学校にも、そこの生徒を引き受けたっちゅう話はありませんでした」

西田(そんな… そのような大事件なら、かならず東京にいた私も記憶しているはずだ。しかし、聞いたことがない)



長野県某市
市立図書館

西田(…ない。やはり大手新聞社の新聞に記録はない。そして奇妙なのは、老人のみせた地方紙の××新聞の当日の朝刊にも、その記事がないということだ)

西田(新聞が版によって記事の変わることはある。しかし、学校の全焼、しかも死者が出たとなれば、かならず記事になるはずだ)

西田(××新聞社に、いや、その前に…)



長野県某市
法務局

西田「『××学校法人 登記簿謄本』」

西田(宮永咲が××教育施設に在学していたとして、なぜ『通知表』が中学校に資料として送付されなかったのか。もちろん、焼失したということも考えられるが…)

西田(ここまで来たんだ。小学校のあった土地の登記も閲覧しておこう。この小学校があったときの所有者は、この学校法人だろうが、その購入先、売却先は知っておきたい)

西田「『××不動産 登記簿謄本』」

西田(所有者は現在も××学校法人になっている。前の所有者は『独立行政法人 ××センター』。どこかで聞いた名前だ)

西田(いや、何を言っているんだ。『××センター』は『第七一回インターハイ』の主催者、そして本選の会場である『××フォーラム』の所有者じゃないか)

西田(しかし、なぜ『××センター』の名前がここで出てくるんだ…? これは偶然なのか…?)



恒子『ついに後半戦がはじまります! 泣いても笑ってもこの一局! 今、選手たちが入場します!』



奈良県某市

『Weekly麻雀Today』記者

記者(長野が西田で、奈良が自分か。デスクも徹底している)

記者「本日はお時間をとっていただきありがとうございます」

松実父「いえいえ」



記者「それでは『来年』がお母様の『七周忌』なのですか。失礼ですが、ご病気だったのでしょうか」

松実父「いえ、『事故』です。『火災事故』。娘たちに長野に会いにいったときに、巻き込まれてしまって――」



同時刻
東京
××フォーラム 地下対局室

恒子『いよいよオーラスゥ――!! 清澄高校とトップの阿知賀との差は6300! 5200ツモか3900直しかないィ――!!』

トクン…

咲(この一局…)

トクン トクン…

咲(この一局に勝って、私はお姉ちゃんと家族を取り戻すんだ。全てを失った、あの日から)

トクン トクン トクン…



六年前 某月某日
長野
××教育施設

咲(あのころ、私とお姉ちゃん、そして親戚の××ちゃんは××教育施設にいた。そこには『選ばれた』子たちが全国から集められたらしく、数十人が共同生活を送っていた。最年少は私たちだったが、年はそう離れていなく、最年長の『カイノウ』という少女も三歳ほど年長なだけのようだった)

咲(あの日、私は××ちゃんと近所の湖に散歩にいっていた)

××「わたし泳ぐの大好きだったけど、今はもうムリそうだから」

咲(××ちゃんはそう言って笑っていたが、私には××ちゃんが歩けなくなった原因が分かっていた。だから、訊いてしまった)

咲「ねぇ… ××ちゃんは辛くないの? 毎日『お薬』や『検査』ばっかりで。『オンジョウジ』とかいう子だって、すごく具合が悪そうだし…」

××「いいの。今日もまた『お薬』らしいけど、平気だもん」

咲(それを聞いて私は愕然とした。そして、どうすれば××ちゃんを助けられるのか、帰り道はそればかりを考えていた)



男性「ああ、『天江博士』。調子はどうですか」

天江父「まずまずです。レポートをみていると、『記紀』に記述されている『天孫族』とここの『子どもたち』の特徴は確かに一致するようです」

男性「先生のお嬢さんをふくめて、ですか。いや『成績』はここの『子どもたち』の中でもお嬢さんがトップクラスです」



松実母「いつもお世話になっております。それで、娘たちは…」



咲(ここがなくなれば、××ちゃんだって、もう苦しまずにすむ)

咲(だから… 全部消えて――!)



咲(後のことは覚えていない。後で知ったのは、××教育施設は全焼したということ。死者が数人でたということ。××ちゃんは火災で死んでしまったということ)

咲(数年後、私はそのことをお姉ちゃんに話した。お姉ちゃんは何も言わなかった。ただ、お母さんについて東京にいってしまった)



現在

東京
××フォーラム 第七一回インターハイ運営委員会本部

男(そう… そして、××教育施設による実験は終了した)

男(××教育施設は『特殊能力』をもった子どもの養成施設だった)

男(それ以前は『特殊能力』をもった人間は偶発的にしか現れなかった。『小鍛治健夜』『三尋木吟』など、それらの一部は政治、経済、学問、文化、さまざまな分野で驚異的な結果を残してきた。××教育施設は、その人為的な養成を目的としていた)

男(しかし、その計画は六年前の『火災事故』で頓挫した。もともと非公式の計画だったため、計画は隠蔽された。そして、『参加者の名簿』をふくむすべての書類は管理者名において破棄された)

男(だが、我々『オーバーワールド』は実験の参加者たちを集める必要に迫られた。来るべき日のために)

男(そのために相応しいのが『インターハイ』だった。『特殊能力』の『運命干渉能力』は『麻雀』に適していた。我々は第七一回インターハイのルールを改変し、『能力』を発揮しやすい舞台を整えた。果たして、思惑通りに実験の参加者たちは次々とインターハイに参加してきた)

男(そして、もう一つの発見があった。『運命干渉能力』通称『フェイタライザー』が、少女たちの感応性が高められるこの舞台で最大限に発揮されることに)

男(この決勝戦の大将戦では、かならずその成果がみられるはずだ。そのために地下の防護室も用意した。さあ、見せてみろ『フェイタライザー』!)



咲「カン!」

恒子『どういうことでしょう! 清澄高校宮永選手、タンヤオサンアンの40符3ハンのツモ直条件を崩して大ミンカン! これは一体ィ――!?』

穏乃(この終盤は私の『テリトリー』! 破られるはずがない!)

穏乃(お願い。赤土さん、和――!)

淡(捨て牌と手出しからして、咲のアガリ牌は私のカン裏のはず。でも、カン裏で四枚目だから嶺上牌で引けるはずがない。引けるはずがないんだ!)

ネリー(ここでアガれば逆転トップ! 頼む。引くな――!)

咲(この嶺上牌でツモればタンヤオ嶺上開花、50符2ハンの責任払いで逆転。もちろん、王牌に穏乃ちゃんの支配が及んでいることは知ってる)

咲(それでも私は引く。家族いっしょになるんだ――!!)



男「ハハハハハ! 見ろ! この反応を! 実験は成功だァ――ッハハハハハハ!」





憧「……」ペラ

憧「…それで、実験って?」

灼「さあ…」

カン




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時系列
・宮永姉妹らの「能力者」たちが施設に集められる。
・施設で火災事故。実験の参加者たちは全国に散り散りになる。衣の両親は死亡。(六年前)
・「オーバーワールド」が実験の参加者らの「能力者」を集める必要にかられる。
・第71回インターハイのルールを改正。
・今ここ
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362:

まさかのスタジオアラタシリーズwwwwwwwwwwww

2013.03.30 18:13 名無し #3K7sTJ3I URL[EDIT]
363:

Fって何かと思ったらフェイタライザーだったとは…

2013.03.31 05:43 #- URL[EDIT]
364:

また灼の心の闇が深くなるな

2013.03.31 07:51 #h1xcS2tQ URL[EDIT]
462:承認待ちコメント

このコメントは管理者の承認待ちです

2013.07.31 19:55 # [EDIT]

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